オレとアイツ


俺たちは看護師から花鈴の部屋を聞き、そこに行く。


「花鈴、気分悪くないか?」


花鈴は、ベッドに座って外をボーッと見ていた。


一瞬俺たちの方を向いたけど、すぐに窓の方に視線が戻った。


花鈴がこうなった原因の鍵を握っているのは、きっと夢。


夢となにかあったに違いない。


花鈴は姿勢を変えると、プツリと意識を手放した。


俺たちは花鈴の周りを囲むように座る。


「倉庫に帰ったら、夢月呼べ。」


「了解。」


「そういえば分かったよ。花鈴が乗せられてた車の出所。」


「どこだ?」


「…………橋本組」


「くそっ!」


あのクソ女の仕業か


ふざけんなっ!


怒りに震えていると、


「うぅ…ぁ…ぃゃ…む、つきくん……やだよ……やめて…いやっ!いやっ!」


花鈴が魘されだした。


やっぱり夢が絡んでるに違いない。


朝日はそんな花鈴の頭を撫でている。


花鈴が落ち着いた所で


「倉庫に戻る」


俺たちは病室を後にした。