花鈴side
お手洗いに行き、トイレを出た直後
「んっ…!」
何者かに背後からハンカチで口を押さえられた。
きっと薬が付いてたんだと思う。
私はすぐに意識を手放した。
「ん……あれ、ここ…」
意識が浮上して目を開けると、私はどこか知らない場所に居た。
両手は後ろで縛られ、身体は柱に縄で縛りつけられている。
つまり身動き取れない。
無理矢理体を動かすも、縄が身体に食い込んで痛くて動くのを止めることにした。
部屋には本当に何もない。
状況を整理していると
ガチャ
扉が開いた。
「なんでっ……!」
「あら、やっと目が覚めたの?随分遅いわね」
そこに居たのは、不敵に笑っている花鈴さんだった。


