オレとアイツ


また次の日


今日も夢は休み


いつものように溜まり場でそれぞれ好きなことをしている。


「お手洗い行ってくるね」


「おぅ。気をつけろよー」


「はーい」


この時、花鈴に誰か付き添っていればあんな事にはならなかった。





「なぁ、花鈴遅くねぇか?」


「確かに。下の奴に探させる」


そう言ってスマホを取り出して電話をかける一成。


「リンチとかなってなければいいんだけど」


「もしもし…花鈴どこに居るか分かる?……うん。」


どうやら手当たり次第に花鈴を探してもらってるらしい。


「は!?わかった。探すから全員倉庫に並ばせておいて。……うん。じゃあね」


「花鈴が学校に居ない」


「今すぐ探せ」


「分かってる」


今までの和やかなムードは捨て、ピリピリとした空気が流れる。