次の日
今日は夢は家の方で仕事があるらしく休みだ。
そしてそんな日に限って
「なんでクソ女がここに……」
運が悪いらしい。
学校の門の前に居るクソ女。
俺たちは戦闘態勢に入る。
「あら、やっと来たのね。私を待たせるなんて100年早いわ。あんた達に話があるの。着いて来なさいよ。」
高圧的な態度で命令口調のいちいち勘に触るこのクソ女。
「誰が着いて行くかよ」
「はぁ?この私が誘ってるのよ?さっさと来なさいよ」
夢が居るとかと全然態度が違うクソ女。
こっちが本性ってわけか。
「ちっ」
「あんた達の倉庫に連れて行きなさいよ」
「あ"ぁ?なんでだよ」
「私の旦那が過ごしていた場所を妻の私が知らないわけにもいかないじゃない?」
「誰がテメェなんか連れて行くか。死ね」
「これだから暴走族は野蛮ね。あらやだ」
「てっめぇ……」
「今日の所はまぁいいわ。くすっ。じゃあまた会いましょう」
くるりとワンピースを翻して帰っていったクソ女。
一体なんなんだか
嫌な予感がするのは間違いない。
花鈴はクソ女が消えるまでずっと睨んでいた。


