「ちなみに今はどの段階なの?」
「今はね、たーくさんお話聞けたからその裏付け中だよー。くすくす。花鈴も本当バカなんだよねー。俺がスパイだって知らずに自分が個人的にやった犯罪話してくれるんだもーん。俺的にはもう最高なんだけどね?くすくす」
「……夢怖い」
思わず口に出してしまうくらい黒い笑顔を浮かべてニコニコしている夢。
腹黒い爽より怖ぇ
「なーんてね。もうすぐ終わりそうだからあと少しだけ辛抱してー?あ、この話誰にも漏らさないでねー?漏らしたらそれ相応の罰与えないといけなくなっちゃうからー。」
「わ、わかった」
ピロロン♪
「あ、花鈴から連絡来たから俺帰るねー。んじゃバイバーイ」
花鈴違いのクソ女からの連絡を見てニヤリと口角を上げた夢。
何を考えているのか怖くて聞けたもんじゃない。
俺たちの花鈴も夢が他の女の事を本気で好きなんじゃないと分かったのか機嫌が良くなった。
ここ数日で一番空気が和やかになった。


