休み明け
「「「「きゃーーー!」」」」
「朝日様ぁ〜」
「海月くぅんかっこいぃ」
「爽様ぁ抱いてぇ」
「一成くぅん!!」
「まだあの女姫やってたわけ?」
「ほんと、なんなんだか」
「さっさと捨てられればいいのに」
「私の方が姫に相応しいわ」
いつも通りの日常
私への批判ももう慣れた。
最初こそケバケバしいメイクをしたギャル達が怖かったけど、夢月君が
「確かに自分を可愛く見せようとする女の子達はとっても素敵だよ?だけど、ちょっとやり過ぎだよねー。りんりんの方が断然可愛い。もっと自信持っていーんだよー」
って前に言ってくれたから。
私は胸を張って堂々と歩く。
「夢月はよー」
「夢おはよ!!」
「おはよう夢月」
「ちーっす夢月」
「おはよ!夢月君」
「あーおはよーみんなー。子猫ちゃん達またねーん」
ここも、なにも変わらない日常
朝いつもケバいギャル達に囲まれてる夢月君を見つけて挨拶して、教室に各自別れてホームルームが終わったら溜まり場でみんなで遊んで放課後帰って。
平和だなぁ
なんて思う今日この頃