オレとアイツ


「夢…お前…俺のことを思って…」


止まったはずの海月君の涙はまた流れた。


今にも夢月君に抱きつきそうな海月く…あ、抱きついた。



「ほんとさ、何の為にお前に冷たくして来たと思ってるの?お前がココに来たら俺の努力水の泡じゃん。何の為にここ何年も頑張って来たと思ってるわけ?本当呆れる。」



照れ隠しなのか、早口で喋ってそっぽを向く夢月君。


心なしか顔がにやけてる。


「まぁ俺もその…別に嬉しくないわけじゃないけどさ」


夢月君は、そう続けた。


ゆるいキャラがツンデレキャラに早変わりだ。


なんか見てて微笑ましい。


「ゆ"め"ぇぇぇぇ」


「汚い鼻水俺に付けないで」


「だっでぇぇぇぇ」


「ちょっと朝日達、見てないで助けてよ」


「だって、なぁ?」


「だって、ねぇ?」


奇跡の和解なんだから、助けてあげない


私達は顔を見合わせ合う。