オレとアイツ


1時間くらいすると、楽しそうに会話をしながら夢月と花鈴が戻ってきた。




「それでね、海月君ずっと寝てたみたいでね?放課後になるまで居場所分からなくて皆で探してたの」




「そうなんだ」




「「「「(これ、花鈴が聞くのが一番良くね?)」」」」



誰もが思った瞬間だった。




夢月は花鈴相手だからか、ニコニコしながら話を聞いている。




花鈴は夢月と喋るのが嬉しいからか、いつもより饒舌だ。





俺たちは目で会話をする。




「(花鈴が最適だよな?)」




「(花鈴、だな)」




「(じゃあ夢月が帰ってから話すか)」




「(決行は明日だな)」




しばらくして、夢月が帰った。




「んじゃまたねー」




「はいよー」



「じゃあな夢月」



「また明日」



「また明日ね夢月君」