オレとアイツ


麗さんに言われた通りの場所に行ってみた。


着いたのは一つの部屋だった。


「ねぇ朝日、本当に入っていいのかな?」


「いんじゃね?麗ちゃん良いって言ってたし」


「怒られねぇかな?」


「止めた方がいいんじゃ…」


「さっさと入っちゃおうぜ!」


ワクワクしてるのか入りたがる朝日と一成君、不安がってる海月君と爽君と私。


「でも……」


「あーもうグダグダするの俺キライ!」


痺れを切らした朝日が、そう言ったバン!と扉を開けてしまった。


「あっちょ…朝日!…………え?」


「「「「!?!?!?」」」」


扉を開けた先に待っていたのは、驚くべき光景だった。


「な、んで……」


「まじかよ…」


「なんで……」


「ありえない……」


「は!?え!?意味わかんね!!」


それぞれ色んな反応をした私たち。


頭がついていかない。







だってこの部屋、壁一面、天井にまで海月君の写真が貼ってある……


しかも確実に隠し撮り



「なに…この部屋……」