「俺たちと話してる時は普通なのにな」
夢月が出て行くと、エロ本を読んでた朝日がふと呟いた。
「そうだね。夢月はいまいち考えてる事が分からないからね。」
それに同意するように爽が言う。
「俺、今度聞いてみるわ!海月の事どう思ってんのか」
「いや、余計な事言って海月が傷ついたらどうする?」
「あー、それもそうだな……」
うーん、と俺の為に考えてくれる仲間たち。
俺は本当に良い仲間を持ったと思う。
「さりげなく海月の話題にしてみるとかは?」
「それがいいな!よしそーしよう」
「海月、その場に居たいか?」
「パス」
ただ、アイツが何を言うのか、直接聞くのが怖かった。
後からだったらこいつらの顔見てどんな感じの内容を言ってたのか想像つくから、心の準備が出来る。