オレとアイツ


「夢月君何歳?」


俺は麗をソファに通した。


「12歳」


「じゃあ私の方が年上だ。私13歳なの」


「…………は?」


いや、待て。


どうみても俺より年下だろ。

身長ちっさいし、童顔だし……


詐欺だ。


「ねね。夢月君って長いからむーちゃん、って呼んでもいい?」


「好きに呼んでいいよ」


「やった!じゃあむーちゃんって呼ぶね!」


それから麗は、俺に色んな質問をしてきた。


気付いたら夕食の時間で。


案外楽しかった。