オレとアイツ


ボケーっと俺は抱き上げられながら事の終わりを見る。


「もうお前、イラネ」


バンッ


拳銃で俺を買った人の頭を撃ち抜いた若って呼ばれる男。


俺を買った人は頭に穴を開けて倒れる。


即死だった。


「若、ガキ居るんすけど……」


「あー、すまねぇなガキ。怖かったろ?」


「……別に。怖くなかった。」


「そうか、ならいい。ガキ、名前は?」


「夢月」


「俺は松山翔。松山組の若頭をやってる。よろしくな夢月」


「ん。」


これが、"松山"との出会いだった。


「おいお前ら撤収だ」


「「「「「御意」」」」」


ゾロゾロと前田組を出て行く松山組の組員。


俺も抱き上げられたまま外に出た。


若さんと一緒の車に俺は乗せられた。


運転手のスキンヘッドと若さんと俺の3人。


「夢月」


俺は若さんの方を向く


「なんでお前、あんなところに居たんだ?」


「親に売られて、あの人に買われた。」


「そうか。あそこでお前は何してたんだ」


「風俗で身体売ってた」


「ちっ……いいか夢月。よく聞け」


「……なに」