俺が売られたのは前田組と言う組らしい。
その前田組が経営する風俗に俺は売られ、一日中女の相手をするようになった。
夜中前田組に帰ると、地下にある俺の部屋に行かされる。
一人になると考えるのは海の事。
今なにしてるんだろう
元気にしてるかな
俺が居なくなってどう思ってるだろう
海に会いたい
でも会えない
そこだけ、前田組を恨んだ。
だけど、ご飯は貰えるし風呂も入れる。
トイレにも行かせてくれるし不満はない。
売られた人間が思う事じゃないかもしれないけど、あの家に居るより断然快適だ。
でも、客が満足出来なくてクレームが来ると俺は暴力をされる。
それすら慣れているからなんとも思わない。
俺の心は、多分死んでいる。


