一つずつ、女の快感になるポイントを実際にやりながら教えるおっさん、ら
部屋には女の気持ち悪い声が響いていた。
どんどん俺の気持ちが冷めていく。
「ーーーーーーーーーいいな夢月。わかったか」
「(コクリ)」
「じゃあ違う女用意するからやってみろ」
さっきの女は組員に連れられてどっかに消えた。
次に入ってきたのはさっきと違う裸の女だった。
「組長ぅ。早く欲しいわぁ」
甘ったるい声で偉いおっさん、もとい組長におねだりをする女。
可愛くもちっともない。
「そう焦るな。このガキがお前の相手だ」
「あらイケメンな坊や。まだ小ちゃくない?」
「大丈夫だろきっと。おらやってみろ」
「…………」
逆らうつもりのない俺は、さっき組長がやっていたのと同じコトをベッドに寝ている女にやる。
才能があるのか、女はすぐに気持ち悪い声を出し出した。
「おら夢月。興奮するだろ。挿れてみろ」
「…………」
心は冷めていても、反対に身体は素直で。
俺は女に自分のを挿れた。
表情一つ変えずに腰を動かす。
案外気持ち良い。
これが、俺のハジメテだった。


