オレとアイツ


「「「「海月(くん)!」」」」



問診を受けていると、バンッ!と扉を開けて朝日達が入ってきた。



夢は、居ない。


その事に肩を落とす。



「心配かけてごめん」


「良かったー……もう目覚めないかと思った」


「勝手に殺すなよ」



それから医者さんは異常なしと言って病室を出て行った。



「ねぇ」


「なんだ?」


「夢は?」


「夢?だれだそれ」


あ、朝日達は知らないのか。



「夢月は?」


「海月が夢月の名前呼ぶなんて珍しい」


「夢月なら俺たちに海月が目覚めたって連絡入れて帰っちゃったよ」



「………そうか」


もう少し、一緒に居たかった



「それにしても驚いたなー夢月の奴」


「なにがあったの?