「そんなわけ……」
「あ、もしもーし。潰していーよー。……そーそー。じゃねーん」
アイツはどこかに電話をし始めた。
「はい。これで山田組潰れたー。どんまーい」
「う、うそだっ!」
「じゃあ連絡してみればー?」
慌てて山田組に連絡をしようとスマホを出した飛鳥総長。
「くそっ!なんで繋がらねぇんだよ!」
「だから言ったじゃーん。お前の電話に出る余裕、ないんだよバーカ」
「くそっ!」
なんだろ…
アイツの話し方を聞いてると、緊張感なくなってくる。
いつも通りすぎて。
「「「海月!花鈴!」」」
飛鳥総長が悔しがっていると、ようやく朝日達が来た。
「海月、大丈夫か!?」
一応、今の立ち位置だけ言っておく。
飛鳥総長が居て、その隣に俺。
少し離れたところに花鈴が下っ端の奴に拘束されながら居て。
50メートルくらい離れたところに朝日達とアイツが居る感じ。


