それから私は美月さんと一緒にクルマで帰宅の途に着いた。

 さすがはセレブであり金持ちの家柄。
 美月さんは運転手付きの自家用車での帰宅。私も乗せてもらった。

「私を助けてくれて、ありがとうございます麗良さん」と、私の両手を取って礼を言う美月さん。

 車内のゆったりとした後部席での語らい。
 私は初めて美月さんと会話するようになったのだ。

 私の名前を知っているとは驚きである。
 理由を尋ねると何の事はない。
 杏奈や美代子から私の事を色々と教えられていたからだった。