「はじめまして。俺、藤澤蒼弥です。よろしく」 「……宮下大樹っす。」 ふわっと笑う藤澤君に、大ちゃんはちょっとだけふくれっ面でそう返した。 「そういえば、藤澤君って クラス、何級なの…?」 「ん?ああ、俺 B級だよ。」 「え、そうなの?!でも、教室で見かけなかった気が…。」 うーん。って私が頭を悩ませていたら、藤澤君が、ああ!ってちょっとだけ大きな声を出した。 「俺、2年生だからさ。」