「大ちゃんは何級だった?」





「んー…俺はB級だったよ。千穂は?」






「私もB級!って、大ちゃんと同じクラス〜」






「なんだよ、嬉しいの?悲しいの?」





朝の私みたいに大ちゃんが質問してきた。





「嬉しいに決まってるじゃん?」




ほんとに心強いし、嬉しいって思ってたから、大ちゃんにそうやって言ってみた。





でも、大ちゃんは返事をくれない。…どうしたのかな?





「大ちゃん?」





「…あ、お前何いってんだよ!」





ハニカミながら私の頭をぐしゃぐしゃっとなでた大ちゃん。





「せっかく髪の毛 綺麗にしたのに!大ちゃんのバカ!ショートって大変なんだから!」