「そんなことないもん!それに、大ちゃんだって、人のこと言えないくらいいびきうるさいし!!」 「え、俺 いびきかいてんの?!」 私が適当に言ったことを、大ちゃんは信じきってるみたい。 「いびきをかく大ちゃん。早く学校行くよ!」 「ちょ、お前の準備まってたんだろ?!」 「はやくはやく!初日から遅刻は嫌だよ?」 ドタバタとした朝を迎えて、私と大ちゃんは家を出た。