ユキは正直、モテていた。
ちょっとむかつくけど、結構噂になっていたし、一際目立つ存在だったのだ。
わたしもユキに彼女ができれば、すこしは強くなって、わたしからも離れてくれるだろうとか思っていたんだけど、そんなことはなく。
恋愛にさらさら興味がなかったようで、というかかなりの鈍感だったもんで、だれかと付き合ったりする様子はなかった。
あ、それから、私に泣きついてる様子を見てドン引きして諦めたっていう子もいた。そりゃそうだ。
その頃からかな。ユキ目当ての女の子たちに、目をつけられ始めたのは。
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