ダブル・フェイス 〜クールなあいつは泣き虫王子〜


ユキはなにかあるたびに、わたしにすがりよってくるようになったし、
気付いたらいつもわたしにひっついて背中に隠れるようになった。大泣きしてなかなか泣き止まないときには、抱きしめて背中をさすってやってた。


おかげでユキママにも幼いなりに頼りになんかされちゃって。

昔のわたし、面倒見よすぎだわ。

小学校の頃なんか毎日嫌がるユキをなだめながら学校に連れて行ってたなー。

相変わらずからかわれることも多くて、相変わらず一緒にいた。

ユキはこんな調子だったし、わたしはなんかもう、保護者並みの世話っぷりだったんで、わたしたちが噂になることはほとんどなかった。