ダブル・フェイス 〜クールなあいつは泣き虫王子〜



それから、一日中、きっとわたしはずっと上の空だった。
...いや、ぼーっとしてるなんていつものことなんだけども。

凛子が心配してくれていたけれど、なんて答えたのかもあんまり覚えてないくらい。


放課後、帰りの電車に揺られながら、やっぱり結局、ユキのことを考えていた。

なにやってんだろう、わたし。恋する乙女か。

あー、もやもやする。っていうか、イライラする!