誰も居ない屋上。 それなのに聞こえる物音。 慌てて、スカートを叩いて立つ。 「だ…誰か居るの?」 そうキョロキョロしても人の気配は感じなかった。 もしかしたら、気のせいかも。 うん。 そうだ。 こんな屋上に居るなんて私くらいだよ。 皆、誰かと笑い合ってるはず。