翌朝。



いつもより早めに目覚めて。

キッチンに向かう。



「あら~?もう起きたの?」

「うん!ちょっとお母さんに教えて欲しくて。」



料理中のお母さん。


肩ぐらいの黒髪に、パーマがふわっとかかってる。
目はまん丸な黒目で、口紅は薔薇みたいに真っ赤。

ちょっぴり年齢よりも童顔な顔だ。



「へぇ~優莉も料理する年頃になったのね。」


なんて少し怪しげに微笑むお母さん。