弱虫男子

祐樹がいきなり始めた


”キスコール”


に彼女は少し怯えるような表情を見せたが、



考える時間なんて与えてあげなかった。




俺はゲームの指示通り、


”好きな人に電話して想いを伝えた。”




彼女はノリで告られて

そんなもんで人生を受け渡す。



ごめんな。



君を手に入れるには

これしかなかった。



どうしても欲しかった。



ごめんな。