弱虫男子

ハッと目を開けると

ノートには下手な似顔絵が描かれていた。


ヤスは黙々とペンを動かしている。


くっそー。


俺はヤスに仕返しする

チャンスを静かに待ったが


一向にそのチャンスは巡ってこない。


ヤスはなかなか

頑張り屋さんだったみたいだ。


しかし!


ついにヤスがウトウトしかけたその時

俺は耳元で



「起きろー!!!」


と叫んでやった。



目を覚ましたヤスよりも

近くに座っていた女子の視線のほうが

怖かった。



次第に起こし方がエスカレートしてきて、

お互いのために俺たちは和解した。