愛言葉ー溺愛ー



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「ど、どこ⋯?」



授業が終わった後、祭莉と朔夜は一緒にいたはずなのに何故か迷子になる。方向音痴というわけでもないのに。

辺りを見回しても誰もいない。


「朔夜⋯?」



戻ろうかと思った時、向こうから誰か来たような音がする。誰だろうと近寄ってみる。



「⋯?⋯っ、不良のひと⋯!?」



すると、来たのは朔夜ではなく、今日ふと耳に入ってきた不良グループの頭と噂の人だった。こちらに気付いたのか、祭莉に向かって歩いてくる。


逃げるように後ろずさると、壁にぶつかってしまい逃げられなくなってしまった。