｢朔夜、おはよう。今出来るから、みんなを呼んできて？あ、あとセラーの方見てきてさ、まだあったら三本くらい持ってきてくれる？｣



｢んー。｣



そんな叶夢と朔夜の会話を聞いている春叶と祭莉。

朔夜は短く返事をすると、眠そうに目をこすりながらキッチンを出ていった。



｢あの、セラーとは？｣



｢あぁ、地下にある人間の血液が入ったボトルがある部屋のことだよ。ほら、ワインセラーとか言うでしょ？それと似たようなものだよ。祭莉ちゃんには結構匂いが強いと思うから入らない方がいいと思うよ？｣