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「ん⋯⋯⋯あ、おはよう⋯お兄様⋯。」
瞳を開けると差し込むのは暗い空に瞬く無数の星。キラキラと輝く星星はとても綺麗だ、と思いながら、近くに座っていた神楽の方を見る。
「おはようございます。⋯祭莉、⋯もう、大丈夫ですか?」
ニコッと優しげに笑って祭莉の頭を撫でる。
「うん。大丈夫だよ、ありがとう。」
少し照れくさくなって、顔をちょこっと俯かせる。
「ん?あれ?起きたのか?」
少し喋っていると、扉を開けてニコニコとした遊鳥が入ってきた。
「うん。今さっきね。それより遊鳥、琥珀は?」
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