そう言って、優しくベッドに祭莉を下ろす。 「まだ疲れがとれないのかも知れませんね。」 心配そうに眉を八の字にして、心配する神楽。 「今日はゆっくり休め⋯な?」 少し心配気な笑顔を向ける。祭莉はそんな兄に少し疑問を抱いていた。 (お兄様はとうの昔に亡くなっていたはず。なんで⋯?) 聞きたいところだが、頭が休みたいと何度も訴えかける。祭莉は深い眠りに吸い込まれるように目を閉じた。