スースー…



ぐっすり寝てやがる。
肩がジーンと熱い。


「ねぇねぇ、御影くん御影くん!!」



後ろから声をかけられたと思ったら、佐野のやつが話しかけてきた。


「……。」



「ちょっと、シカト!?流石に俺も辛いよ!?」



うるせぇーな。


「馬鹿が起きるから少し黙れ。」



「ははっごめんごめん。
御影くんってほんとにひまりちゃんのお父さんみたいだね!!」



……お父さん強調しやがった。
ほんと、イラつくやつ。