「あの!その人あたしの連れなんです!!
返してもらっていいですか!」
やっと来た。
数人の年上相手に堂々と、でも少し怯えているその姿に
思わず可愛いと思ってしまった。
「ねぇー、真央。
早く行こーよ!」
「何よあんた。」
「あなたが彼女?散々彼氏待たせといて何よ。」
「彼はあたし達と遊ぶんだって」
……ほんっとに、なんだろ。
やっぱり、こいつからは目が離せない。
「ごめんね、お姉さん達。
やっぱり、彼女がヤキモチ妬いちゃったから。ご機嫌とりしなくちゃ。」
また今度ね。と言い残して、ひまの手を握りさっさとその場から退散する。
