「はぁーーー…」



ぺたんっ

「おい、大丈夫か?」




うぅー(泣)
あ、安心したら足の力抜けた……(泣)



「た、立てないよぉー(泣)」


「泣くな泣くな、ひどい顔がもっとひどくなるぞ。」


そう言ってあたしの頭をよしよしする。
真央の一言が酷いよー(泣)


「はいはい、怖かったよな。
ごめんな、一緒に行ってやればよかったのにな。」

俺のせいだ
そう言って真央は自分を責める。



「真央のせいじゃないもん。
ごめんね?助けてくれてありがと」




「ひとまず、どっかで休むか。
もう立てるか?なんならお姫様抱っこしてやろーか?お姫様。」


そう言って、また真央は意地の悪そうな顔をする。

「立てるわばかっ!!」



「そいつは残念だな」

ははははっと笑いながら、真央に向かって伸ばしたあたしの手をクイッと引っ張って立たせてくれた。