────ぐいっ

「こっち」


急に腕を引っ張られた


「うおっ!」


こけそうになって、支えてもらった。


「まったく、ほんとにドジな」

「真央が強引なんだよ。でも、ありがと
身動きとれなかったから助かったよ。」




憎まれ口をたたきながらも、そうやっていつも助けてくれる。



「こっちに移動しろ。」



そう言って手を握って車両の一番角の隅に誘導してくれた。




「男多いから、気をつけろよ。」





真央がいるから大丈夫っ

そう言うと、クスッと笑って
ばーかとデコピンされた。


今回のは痛くなかったよ!!



────ガタンッ!!

「「うおっ」」

電車か揺れて、押されてる。



でも、真央があたしの前に立って守ってくれてる。

真央、人混み嫌いなのに…




「真央…」



体がいや、顔が近い。
後何センチだろ。


幼なじみだけど、こんなに近くで真央を感じるのは、きっと小さい時以来だ。




まつ毛長いな、肌もきれい。

わぁ、瞳…
吸い込まれそう。。。。。