「よしっ、これで最後!!はい!」


受け取って皿を拭く。





「お前はどうなの?
……いいやついたか?」



よくやるよな、どうせ落ち込むだけなくせに
馬鹿か俺は



「んー、今のとこは!!
全然周りと絡んでないしね」


真央以外で話したの
佐野くんだけだよ!?とか、なんとも言えない顔をした。


「そうか、それは残念だったな」


安心してる。だせーな俺。
笑いが出るわ



「まぁ、いい人が現れるまででいいから
傍にいてくれよ。真央くん。」




いてやるよ。
お前が、誰かを好きになろうと
そいつの事を考えて笑っていようと泣いていようと
ずっとずっと。



幼なじみっていう言葉を使ってな。




俺を好きになるまで、傍にいる。
好きにさせた後?
んなの、あいつから傍にいたいって言わせるに決まってんじゃん。


ぜってー、逃がさねぇ。