ぁあー、だる


ったく、あいつ
のうのうと…

ブレザーを脱ぐと少し肩が楽になった。





俺には、うるさくて能天気な幼なじみがいる。
小さい時から泣く時も喋る時も
とにかくやかましいやつ





ドジでアホで、側にいないと危なっかしくてほっとけない。
でも、俺がこんなにいつも心配してるのをあいつはきっと知らない。

なんで、ほっとけないかって






そんなの、好きだからだよ。
あの、ドジでアホなひまが好きだ。





絶対、本人には言わないけどな。
告白なんてしてやるか、言わせてやるよ。




それにしても、むかつく。
こんなにあいつの事ばっかり考えてる自分にむかつくし
そんな俺の気も知らないでのほほんとしてるあいつもむかつく。


変な虫がつくのも気にくわねぇ
あいつ、佐野とかいうやつ
気にくわねー。



はぁーだるい
すっげーいらいらする。




だけど、ひまの笑顔をみると
すげー安心するんだ。
ひまわりみたいに眩しいくらいのあの笑顔。




あいつは、俺の事
きらきらしてるって言うけど
俺からしてみたら
ひまの方が眩しいくらいで
いつも、友達に囲まれてて
なのに、真央真央って
ほっといてくれていいのに



香水臭い、ケバい女やふわふわした自分可愛いって思ってる系女子なんかよってきて
よく、ひまに迷惑をかけた。

気分で付き合う事もあったけど
もって1ヶ月がいいとこ

最後には、ひまの隣に俺はいた。
なんだかんだ言ってやっぱ、あいつの隣が1番落ち着く