オマジナイ

…翌朝。




「これで、誰にも林田は奪われない……」




そう、澤木さんにも。



「ふふふ……」




今日も、林田は私を迎えに来てくれて、一緒に登校した。




「最近ちゃんと寝てるか?


顔色悪いけど、大丈夫か?」




林田が、私に心配してくれた。




嬉しい…林田がこんなに優しい言葉をかけてくれるだなんて。

ああ、嬉しい。

付き合えただけでも嬉しいのに、これからはもう、誰にも奪われないと考えると、ますます嬉しい。



「ありがとう」



私は、心から笑って言った。