オマジナイ

「部活あったから眠いんじゃない?」


「そうかも…」


「ちょっと寝なよ」


「でも、せっかく竹下が来てくれたのに…」


「私のことは気にしなくていいから」



それでも、林田は寝ることに抵抗する。


私が来てくれたのに、と言い続ける。




しかし、いきなり襲われた睡魔に、林田は負けてしまい、そのまま私に倒れこむようにして深く眠った。



私は胸が痛かった。


林田に睡眠薬を盛ったこと、そしてこれから林田の左手の薬指を切り付けるという行為に対する罪悪感で、心が潰されそうだった。



「ごめん、林田…」



眠る林田に、私は謝罪をした。