「そうだ、一人だろ?
途中まで一緒に帰ろうぜ」


「いや。

あんたと帰るくらいなら、一人で帰ったほうがまし」


「なんだよ、ひどいなぁ」



と林田な拗ねたように言った。


ひどいのはどっちよ。

こっちの気も知らないで・・・。




「じゃあね」




私はそう言って、早足でその場を去った。




家に帰ると、すぐに私は2階の自室に行き、ベッドに倒れ込んだ。




林田の馬鹿。

馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!



いきなり、頭触ったりしないでよ。

もしかして、


もしかして、私のこと好きなのかもって期待しちゃうじゃん。


両想いなのかもって、思っちゃうじゃん・・・。