オマジナイ

林田の家に着いたのは、午後8時20分頃だった。


「いらっしゃい」



林田の服装は、この前よりもずっとラフで、シャワーでも浴びたのか、髪の毛は少し濡れていた。




「お邪魔します」




家の中に入る。


中には、私と林田以外、誰もいない。




「親は?」




私が聞くと、




「ああ、うち母子家庭で、母さんは今仕事」



と林田が答えた。



母子家庭だったんだ……初耳。




「何か飲むか?」




林田が私にたずねた。


私は、すかさずバッグの中からあるものを取り出した。