オマジナイ

帰り道は、井上君にフラれたうえ、もうおまじないをすることができないと知って落ち込んでいる雪と一緒だった。


私は、ずっと雪を慰めていたが、自分のことも心配で仕方なかった。




早く、次のおまじないをしないと………。




家に帰って、私はすぐに着替えた。

白いブラウスに、ピンクのスカート。


学校では禁止のシュシュもつけた。




そして、私はリビングの引き出しから、あるものを出した。



睡眠薬だ。



この睡眠薬は、母がよくストレスで眠れないことがあり、常備しているものだった。


そんなに大量に使いさえしなければ、命の危険もない。


私はその睡眠薬を、ポケットの中にしまった。



軽く夕食を終えて、私は林田の家に向かった。