オマジナイ

・・・・・・



学校へ行くと、もう雪は自分の席に座っていた。


そして、私の姿を見るなり、




「未来~!どうしよう、どうしよう!!」




と、私に泣きついてきた。




「ちょ、雪落ち着いて。


とりあえず、人少ないところに行こう」


「うん・・・」




私達は、人通りの少ない北舎の一階のトイレに行った。




「ここなら誰もいないよ。

雪、一体何があったの?」




私が聞くと、雪は泣きながら、



「わかんない・・・。


今日の夜0時過ぎくらいに、いきなりライン来て、『ごめん、やっぱり俺にはまりしかいない。悪いけど別れよう』って・・・・・・」




な、何それ・・・。


どうして、そんなことに・・・。



二人はまだ付き合って、一週間と少ししか経っていないのに。