オマジナイ

震える手で、林田の指を切り付けようとする。


こうすれば、林田は誰にも奪われない。


澤木さんにも・・・。 




林田の左手の薬指と、カッターナイフの刃が触れる。




これで、これで・・・・・・。




しかし、私はカッターナイフをの刃を戻した。




ダメだ・・・できない・・・・・・。