オマジナイ

林田・・・本当に熟睡してる・・・。

ってきり、うたた寝程度だと思ってたけど・・・。

昨日も部活だったみたいだし、疲れているのかな?



部活といえば・・・。


林田の左手の薬指には、まだ包帯がついていた。


林田にやると、どうやら部活で突き指したらしいが・・・・・・。



「・・・」




私は、ポケットから赤い糸と、もうひとつのものを取り出す。




カッターナイフだ。


林田に気付かれないように、カッターナイフの刃を出す。


そして、ゆっくりと林田の左手の薬指の包帯を解く。



「はぁ・・・」