オマジナイ

「あ、あーん・・・」



私は戸惑いながら、差し出されたクレープを食べた。



「な、うまいだろ」

「う、うん・・・」



確かに、美味しい。


だけと・・・それよりも、恥ずかしい!




いきなり間接キスだなんて・・・。

急接近にも程がある!


胸の鼓動が、抑えきれない。




そんなときだった。



「あれ、当麻」



うちの学校の女子がやってきて、林田に話しかけてきた。



「まり」



澤木さんだ。