オマジナイ

「今日はもういっか」



私は林田にそう言うと、林田はキョトンとした顔で、



「なんで?

竹下は食べたいんだろ?クレープ」



と言った。


「だけど、こんな列じゃあ・・・林田、嫌でしょ?」


「そんなことない。

竹下と一緒なら、全然嫌じゃない」



林田がさらりと恥ずかしいことを言うので、私の顔は真っ赤になった。



「そ、そんなに言うなら・・・並ぼっか・・・」



そして、私達は列に並んで、
楽しくおしゃべりをしていた。