「なにこれ・・・」




雪がメモした内容は、かなり衝撃的なものだった。


相手の左手の薬指を刃物で切りつける?

赤い糸を飲み込む?



正直に言うと、




「気持ち悪・・・」



この一言に尽きる。



「だよね、私もさすがに思った」




と雪。



「だから、おまじないはもういいや。

これ、未来にあげる~」



雪は嫌そうな表情で、メモを私に押し付けた。


「え~いらないよ、そんなキモいの~」


「あげるってば~あはは」


「もう・・・」



結局私は、雪からメモを受け取ってしまった。



この後、おまじないがどんなことを引き起こすかを知らずに・・・。