昼休みは、いつも通り雪と食べていた。


「ラブラブのようだね~~」



と、雪は茶化した。

普段なら怒るところだが、



「まぁね~」




と私は笑顔で言った。



「それにしてもすごいよ、あのおまじない。


あんなにすぐに効くなんて」

「だよね。私も驚いた」



雪は、左手の薬指につけている水色の絆創膏を眺めながら言った。



「ネットで噂だったんだよね、このおまじない」


「うん、それで他のおまじないもあるんだよ。

念のため、昨日メモした」


「メモ?」


「そう。

また調べるのめんどいし」