「じゃあ誰がいいの」
と、私が聞くと、雪は頬を赤く染めて、
「2組の井上君かな~。カッコイイし!
あ、でもでも6組の佐伯君も、かわいくて捨てがたいんだよな~」
「はぁ・・・」
「でもでも!やっぱり井上君!」
本気で雪は井上君のことを好きなのか・・・。
どうも、そんな気はしない。
それに・・・。
「井上君、彼女いるじゃん」
そう、井上君には一年にカワイイ彼女がいる。
学校の公認カップルで、有名だ。
「確かに井上君は彼女いるけど、それでも好きなの!」
・・・佐伯君も捨てがたいとか言ってたくせに。
「じゃあ別れるの待つしかないじゃん」
「そんなに待ってられない!」
雪は握っていたメロンパンを机の上に置いて、立ち上がった。
そして、
「井上君と今すぐにでも付き合いたいの!」
と大きな声で言った。
「ちょっと、雪・・・」
クラスのみんなが雪に視線を向ける。
「あ、ごめん・・・」
そう言って、雪は静かに腰を下ろして、さっき握り締めてぐしゃぐしゃになったメロンパンを再びかじった。
と、私が聞くと、雪は頬を赤く染めて、
「2組の井上君かな~。カッコイイし!
あ、でもでも6組の佐伯君も、かわいくて捨てがたいんだよな~」
「はぁ・・・」
「でもでも!やっぱり井上君!」
本気で雪は井上君のことを好きなのか・・・。
どうも、そんな気はしない。
それに・・・。
「井上君、彼女いるじゃん」
そう、井上君には一年にカワイイ彼女がいる。
学校の公認カップルで、有名だ。
「確かに井上君は彼女いるけど、それでも好きなの!」
・・・佐伯君も捨てがたいとか言ってたくせに。
「じゃあ別れるの待つしかないじゃん」
「そんなに待ってられない!」
雪は握っていたメロンパンを机の上に置いて、立ち上がった。
そして、
「井上君と今すぐにでも付き合いたいの!」
と大きな声で言った。
「ちょっと、雪・・・」
クラスのみんなが雪に視線を向ける。
「あ、ごめん・・・」
そう言って、雪は静かに腰を下ろして、さっき握り締めてぐしゃぐしゃになったメロンパンを再びかじった。



